自分の特性を知る

私が自分に興味を持ちだしたのは、もう5年くらい前のことかなと思います。
きっかけは、何もやりたくない状態に陥ってしまったこと。

通称「がんばりたくない病」と自分で呼んでいましたが、大好きだった楽器を吹くことすら何だか意欲が出なと思うようになり、ついにウツにでもなったのか?と思いました。
そこから、自分に一体何がおきているのか、このモヤモヤ感が何だろうか…と探り始めました。

それまで読書は大嫌いでしたが、前の職場の上司が「本読んだほうがいいよ」と何度もしつこく私に言っていたのを思い出し、何となく気になる本を読み始めました。

最初に読んだのは、「嫌われる勇気」だったような気がします。もううろ覚えですが。
そこから興味のわくほうへドンドン派生していき、結構マニアックな本も読んでいました。

その中で、1つ自分の特性を知る大きなきっかけになったのは、HSPを知ったことでした。
今やHSPという言葉は、だいぶ認知されてきている感じがしますが、当時はそんなに本も多くなかった気がします。
その時に読んだ本が「敏感すぎて困っている自分の対処法」

自分がそもそも敏感だなんて思ってもいなかったわけなので、読んで衝撃を受けました。
でも、今まで感じてた違和感が納得できたことがとても大きかったです。

HSPやスピリチュアル、エンパスと言われるものは、視点が違えど言っていることは同じだと私は思っています。
そして、「どれに当てはまるか」という具体的なことは正直どうでもいいのです。

当てはまる当てはまらないというのは、ある意味「カタ」に自分を入れていくようなことになってしまいます。
同じ人間など一人もいないのだから、カタになんて当てはまるワケがないのです。
だから、「そういう特性を持った人がいる」ということを認知することが大事。
そして、「自分もそういう特性があるんだ」と知ることが大事。

そうすることで、対処法がわかりますよね。
要は、「自分のトリセツ」を自分で作るのです。自分は何が苦手なのか、どういうことが心地よいのか。

とても地道ですが、日々そうやって自分の身体と感覚を観察し続けていくと、自然とトリセツはできていきます。
人のマネだけでは、自分に本当にあったものはできない。

そんなことを想いながら、今日も自分ができるだけ心地よく入れる選択をしていこうと思います。

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