自分に合うものだけを、取り入れる

昨日の夜、突然ユリのいい香りがしてきました。
たまにこういうことがあるんですよね。香るはずのない香りがしてくる。
先日、祖母のお墓参りをしたので、祖母が喜んでくれたのかなと少し嬉しくなりました。

私は、以前ホルンという楽器を吹いていました。
大学も音楽大学でホルンを専攻していました。
難しい楽器なのですが、逆にそこが自分には面白かったのだと思います。
今は、お休みしていますが、また機会があれば吹きたいと思います。

楽器を上手く吹けるようになるまでのプロセスというのが、私は他のことにも共通すると感じています。
おそらく、これは楽器以外のことでも、同じプロセスを辿るのではないでしょうか。

音楽大学だと、顕著に自分と同級生や後輩・先輩とのレベルの差が見えてきます。
そして、他の人がどうやって練習しているかなんかもわかるのです。

そこで、面白いなと思ったのは、同じ先生についていても、それぞれ練習方法や吹き方が異なるということ。
もちろん、レベルや得意・不得意があるので、ある程度はそうなるのですが。

同じ先生のレッスンを受けているので、言われることはそう大きく変わらないはずです。
もちろん、先生もその子にあったアドバイスをしますが、基本的な吹き方は変わらないので、ベースは一緒のはず。

何を言いたいかというと…
「言われることが同じでも、それをどう理解し活用するかはその人次第」
ということ。

同じように言われて、メキメキ上達する子もいれば、いっこうに伸びない子もいる。
ということは、言われたことをただをやっているだけでは違うということ。

言われたことをやっていれば上手になるというのであれば、みんなプロになれるはず。
でも、プロになれる子もいれば、そこまで伸びない子もいる。
もちろん、素質や先生との相性などはありますが、それだけではないと思うのです。

得た情報、言われたことを一度自分の感覚と擦り合わせる。
自分の中で、咀嚼してみる。

これが大事だと思っています。
これは、他のモノゴトすべてに当てはまります。
ネットからの情報だったり、仕事で言われることだったり…

実際に、私はレッスンで言われても自分に合わないと思った練習方法はやりませんでした。
その代わり、「しっくりくる」練習方法は基礎練習に盛り込んで毎日やっていました。
そのおかげで、苦手なことも少しづつ克服できていった気がします。

他人に言われることは、相手がどんな立場な人であれ、必ずしも自分に適切とは限らない。
自分に適切かどうかは、自分しか判断ができません。

なので、自分の感覚とよく擦り合わせること。
自分の感覚を信じること。
そうしていくと、色々なことを自分の中で上手に精査できるようになると思います。