生きていれば、それでいい

週末から週明けにかけて、台風の影響でお天気がいまいちでしたね。
とても不安定でした。

私は、顔面神経麻痺をやったときに、自律神経がだいぶ崩れました。
そこから、気圧の影響がカラダにダイレクトに出るようになり、気圧が下がるとカラダが重くなります。
今は、当時に比べれば全然ラクになりましたが、疲れていたりするとやはりツライです。

そんなときって、何もやる気がしないのですよね。
でも、もうそんな日は「やらなくていい日」にします。
仕事はそうもいかないときもありますが、「その日に最低限やらなくてはいけないことだけ」こなせればいい。

何にもできない日があってもいい。

人は本来、ただ毎日生きていればそれでいいと私は思っています。
でも、そこに「こうしたい、こうなりたい、こうしなきゃ」という思考や感情が入る。
それがダメということではなく、振り回されないこと。

ベースは、「生きていればすべてOK」
それを忘れない。
人は、生きるためには食べ物を食べたり、服を着たりしなくてはいけない。そのためにはお金を使う。
そうやって、生きているだけで世の中に貢献しているということ。

ハードルをあげているのは自分。

これをそう気づかせてくれたのは、兄だった気がします。
私の兄は、統合失調症と診断され、もう10年以上経ちます。
仕事もままならず、一般的な「社会人」としては、ダメかもしれません。
でも、私はそれでもOKと思っています。
死なないでいてくれたし、生きていてくれればいい。

諦めのように思われるかもしれませんが、諦めではなくて、そのままを受け入れたいと思ったのです。
別人のようになった兄を「兄じゃない」と言い、拒否するのはカンタンです。当初は、受け入れられなかった。
でも、そういう選択をした、そうならざる得なかった、兄には兄の選択があり、人生があるのです。そこからきっと何か学ぶことがあるのでしょう。

自分の「こうあってほしい」「こうあるべき」を押し付けたくない。

人は、何かができるから「自分」ではない。
本当は、「自分」を定義するものなんてないのだと思います。

ただ、在ればいい。
難しくしているのは、自分だと気がつければ、とてもラクで楽しくなる。