自分軸をしっかりさせるには、人に上下を作らない

「自分軸」という言葉、最近よく聞きますよね。
多様化がどんどん進む中で、自分は何を大事とし、何を信じていくのか。どういう世界にしたいのか。
そういったことを、個々人が問われているのかもしれません。

先日、noteにも自分軸について書きました。

自分軸って、本当はすでに持っているものだと思うのですが、私達は今までカタにはめられて長い間生きてきている。
だから、本来の自分がわからなくなり、そこをみんな探し回っている感じがします。
なので、自己分析や占いそういったものにとても惹かれる。

そして、ネット上ではたくさんの人が情報を配信しています。
自分が気になるものをタグっていくと、「何か好き」と思うような人に辿り着いて、その人の発信するブログや動画を一生懸命見始める。

これは、すごくネットのいいところだと思います。
普段の生活では出会えない人に、ネットを通し出会うことができる。その配信する情報に励まされたり、背中を押してもらえたり、楽しくなったり…。

でも、これも「ほどほど」がちょうどいいと思うのです。

ここからのめり込んでしまうと、気がつかないうちに「その人を自分の上に置いてしまう」。
意味わかるかな?

「自分よりスゴイ人」として、その人を自分の中で仕立ててしまう、作り上げてしまうのです。
そして、その人の言うことは「絶対」のようにになってしまう。

あれ?何かおかしいですよね?
いつの間にか他人軸になっています。
「その自分よりスゴイ人」が自分の中心に居座ってしまっている状態です。

何となくこういう人が今多いのではないかな?という気がしているのです。
何が正解なのか自分で決められない。
何だかモヤモヤと不安になってしまい、外にその軸を見つける。

でもね、外に正解はないんです。
「自分が正解」と思ったことが正解。
「自分がいいと思ったものを選べばいい」というとてもシンプルなもの。

だから、外に軸を求めないでほしい。
自分の中をちゃんと見てほしい。

特に共感力が高い人は、「いい!」と思った人との距離感を自分で気がつかないうちに「グッ」と縮めてしまいます。
そして、知らないうちにのめり込んでしまいます。
私もこれはあるあるなので、うまく人との距離感が取れなくなることがあります。要注意です。

なので、自分の上に誰かを置き始めたら、「あ、違う違う!」と気がつければ大丈夫。
気がつければ、また自分軸には必ず戻れます。
ちゃんと自分を観察すること。

自分軸をしっかりさせるには、本当にそこだけだと思います。
すでに持っているものなのだから。