苦手と思うものも、あえて取り入れてみる

いつも自分の感覚に合うものだけを…
と書いているのに、ちょっと矛盾したことを(笑)

自分が苦手と思っているもの(イヤと苦手は別モノですのでご注意を)は、あえて一回取り入れてほしいと私は思います。

「苦手」って思っている根本的な理由って、おそらく「過去に何らか苦い体験をした」もしくは「やらず嫌い」というケースが多いのではと思います。

これって実は、とてももったいないことをしています。
自分で自分の可能性を狭めているんです。

「やらず嫌い」は単に体験もせずにイメージ・印象だけで決めつけているだけです。
なので、実際にやってみたら全然違った!なんてことはよくありますよね。

私は、「運動」がまさにコレでした。
走るなんて絶対考えられない!と思っていたのに、今や普通に走ったり・歩いたりしています。
やってみたら疲れるけど、カラダを動かした後の気持ちよさもあると体験し、カラダだけでなく、気持ちもすっきりするプラス作用があるとわかったからです。
少しやってみて本当に合わなければ、やらなくていいと思います。

そして、もう1つの「過去に何らか苦い体験をした」場合。
こっちは少しやっかいですよね。
「どうせこうなる…」という思考がまず働くので、アクションを起こしにくいです。

でもね、過去は過去なんです。
その時のその状況・自分を全く同じに再現することはできません。
その時から自分も変わっているし、世の中も変わっています。
仕事などであれば、職場環境も違う、周りの人も違う。
同じことをやるにせよ、過去と全く同じ要因が揃うことはまずないのです。

「そのことそのもの」が苦手なのではなく、周りの様々な要因で引き起こされた意識なのかもしれないということ。
なので、過去に上手くいかなかったから向いていない、苦手と思うのは少しもったいないのです。

これは、私の場合「料理・家事全般」はまさにそうでした。
今や料理は好きな部類に入ります。
でも、結婚していたころは、面倒だし上手くないし…苦手と思っていました。

でも、よく考えてみると、この意識を生み出したのはその環境。
義務感からやっていたこと、旦那さんにケチつけられること、お姑さんがめちゃ料理上手だったこと…
そこから出てきた意識だったのです。
そりゃ、作ったものにダメだしされたら自信なくなりますよね。苦手だと思います。

でも、一人暮らしになり、自分のペースで自分のやり方で好きにやってみたら、なんだ出来るじゃん!とわかったわけです。
環境やタイミングによって、同じことでも結果は大きく変わる。

時間は未来から過去に流れているという考えもあります。
であれば、過去は全く関係のないもの。
少し勇気を持ってトライしてみたら、思わぬ結果になるかもしれません。

無理していきなり全力でトライする必要はありません。
少しだけ取り入れてみる。ここもバランスだと思います。

苦手意識のあるものは、最初は負荷になりやすもの。
なので、無理のないペース・タイミングで取り入れてみる。
やっぱりダメと思ったらさっさとやめる。それでいいと思うのです。

一生懸命やろうとか、頑張ろうとかせず、軽い気持ちでやってみる。
そうすると案外何でもすんなり出来るもんです。
力みすぎずに、ほどほどに。