先日、家の本棚を見ていたら、数年前に友人からもらった小さな絵本を見つけました。
その本は、その人のためだけに手書きで作られた世界で1冊しかない本。
可愛い手書きイラストと、メッセージが色々書いてあります。
メッセージも、一人一人異なるものが書かれている。
そこに書いてあった言葉が目に留まりました。
「幸せは見つけるもの」
その本をもらったときには、恐らくピンとこなかった言葉だと思います。
何となく「ふ~ん」とスルーしてしまうような、何かどこかで聞いたことあるような言葉。
だけど、自分には今いちしっくりこない。
でも、今はとても納得できる言葉。
大きなことを成し遂げることが幸せと思う人もいるでしょう。
でも、私は日々の小さな幸せがとても好き。
キレイな海や空を見れたとき、自然に触れたとき、美味しいものを食べたとき。
「めっちゃ、幸せ~!」って思います。
数年前に他人から言われたこと、もらった言葉、そんなことが何年も経ってから「あぁ、そういうことか…」と腑に落ちることがあります。
昔、上司から言われた言葉は、当時の私からすると「とても嫌な言葉、イヤミ」にしか受け取れませんでした。
でも、何年も経って「そういう風に解釈し、受け取っていたのは自分だったのかもしれない…」と思えるようになりました。
本当は、周りの人からとても愛されていたし、それで充分OKだったのです。
でも、自分が「これじゃダメ、こんなんじゃイヤだ」と言って受け取らなかった。
今思えば、完全にエゴの塊です。
そして、自己否定の塊。
より良く、という考えはとてもいいことかもしれません。
でも、それもやはり「ほどほどに」が大事。
やり過ぎると単なるエゴ、自己満足でしかなくなる。
その結果、結局は自分を追い詰めてしまいます。
うまくいかないと自己否定にどんどん陥っていく。
その根本にあるのは「こうじゃなきゃいけない、こうあるべき」というような思い込み。
もう、そもそもそんなものないのだから、正直どうだっていいのです(笑)
極論「何でもいい」
だって、何も決まりなどないのだから。
自分で勝手に作ったルールや思い込みで檻を作っているだけなんです。本当に。
だから、もっと自由になりたいとか息苦しいと思うのであれば、自分でその檻に気づき、檻を壊していくだけ。
実は目に見える周りや環境なんて、あまり関係がないのかもしれませんよ。