久しぶりに食の話を。
たまたま”有機”と”オーガニック”について気になって調べてみました。
自分の知識のなさというか、世の中の風潮に流されていたな…と少し反省したことが。
食品の表記に”オーガニック”とうたったもの、”有機”とうたったものがあります。
この違いご存知ですか?
私は恥ずかしながら、あまり理解できていませんでした。
細かい話は調べていただくと色々と出てきますので、気になる方は調べてみてください。
そこで、何を言いたいかというと、その言葉の意味ではなく、
自分でちゃんと調べて判断する
ということがやはり大事なのだなということ。
何となく世の風潮として、オーガニックがいい、無農薬がいい、デカフェがいい、精製した白い食べ物(白米、小麦とか)はダメとか…
なんでダメか自分で説明できますか?
これ、一概にダメとは言えません。
小麦や白米は、雑穀や全粒粉などと比べ、”糖質だけを効率よくとる”ことができるものでもあり、またたくさんの栄養が入っていないことで、”消化もしやすい”といういい面もあります。
カフェインも何だか悪者のようになっていますが、利尿作用・自律神経を高める・集中力を上げるなどの側面もあります。
要は、どの食材もその効果を知り、適量を適切なタイミングで使うことが大事。
どの食材も”陰陽”、必ず両方の側面を持ちます。
それを自分でちゃんと知る、見ることが大事だと痛感しました。
ちなみに、有機栽培って”農薬を使わない”という意味ではありません。
天然成分、自然にあるもから作った農薬を使用しています。
でも、だから安定供給に繋がるという、陽の側面も持ちます。
これは、今の時代ならではの選択だと思いました。
そのおかげで、自分も毎日食事をいただけているわけですから。
自然×技術で上手に使う
自分の知識のなさから、単純に”無農薬がいい”という思い込み。
恥ずかしいなと思いました。
そして、そのもっと奥にあるリアルな想いまで見ていくと、生産者さんの置かれている状況であったり、想いも汲み取らないといけない。
カラダによいも大事だけでど、生産者さんの生活もあるという事実。
陰陽両側面の想い
そして、良くも悪くも”オーガニック”という言葉の背景には、企業の戦略的な要素ももちろんあると思います。そこにも気がつかないといけない。
日本の”オーガニック”という基準は曖昧です。なので、単に”オーガニック”という言葉だけで判断するのは危険。ちゃんと自分で成分表を見ましょうということです。
自分がどの企業の商品を買うかが、リアルに”その企業への投資”となっています。
私は、商品を売りたいがために”オーガニック”という言葉を安易に使い、買う人の誤解を招くようなことをする企業の商品は買いたいと思いません。
そうなると、その企業の”想い”であったり理念というものも大事になってきます。
こうやって見ていくと、本来は
どれもいいし、どれも悪い
とも言えます。何を選択してもいいのです。
だからこそ、自分の意思でしっかり選択する。
何となく周りがそうだから、ではなく自分で意識してしっかり選ぶ。
なかなか1つ1つの商品を細かく見てはいられないけれど、できる範囲で取り組んでいきたいですね。
そんなことを改めて思いました。
では、今日も一日生かされていることに感謝。
ありがとうございました。