両極端を体験することで、自分の程よいを知る

働き方やライフスタイル、色々なものが変化している中で、自分のフィットしたものを見つける。
これってなかなか難しいです。
選択肢が増えれば増えた分、自由度も増しますが、”自分で考え選ぶ”ということも必要になります。

そのためには、固定概念を壊すこと、自分軸というものももちろん大事になるのですが、

両極端を経験してみる

ということ。
実際に体験してみることで、自分の中でちゃんと腑に落とすことができる。
納得して、自分がいいと思えるものを選択できる。

自分にちょうどいい”塩梅”がわかる

のです。

私は、この1〜2年で自分でもビックリするほど様々な仕事環境を経験しました。
それは、自分が望んでそうしたものもあれば、自分の想定外でそうなったものもあり…
目まぐるしいスピードで変化するので、自分がついていけなくなるくらいでした。
今思えば、よくやったな…と思います。

なんで、こんな体験をしなきゃいけないんだろう…泣
と本当にイヤになりそうでしたが、そこから見えてきたものがあります。

すべてをリモートで完結し、作業やドキュメントもクラウド上ですべて完結させる”超今どき”の環境から、”毎日フル出勤でプリントアウトするのが普通です!”という少し昔の懐かしい環境まで。
この振り幅がすごかったです。
本当に”両極端”でした。

でも、そのおかげで

自分にとって何が”イヤ”で何が”大事”なのか

というのが明確になりました。
体験する前までは、こういう環境がいい!と思っているものがあったものの、実際にやってみたら、”あれ??なんか違和感があるぞ…”と感じるものがあるのです。

これはやってみないと見えてこない本当に”ちょっとしたこと”だったりもします。
でも、ちょっとしたこともチリが積もると何とやら…で苦痛となってくるものです。
そういった”自分にフィットさせるための塩梅”は、体験して見えてくるものなんだなとよくわかりました。

自分にちょうどいい塩梅が見えてくれば、自分で明確な条件付け・優先順位ができます。
それがわかって初めて、

自分の程よい、心地よい

が作れるのです。

これは、仕事に限らず何でも当てはまります。
仕事とプライベートのバランスであったり、食べ物もそうかもしれません。
ライフスタイルや生活リズムもそうです。

こうなったらいいな、ああなったらいいな〜
と思うものも、実際にやってみたら自分にとっては違和感でしかないかもしれません。
知っている、思っている、考えているだけと体験してみるは雲泥の差です。

体験してみて出てきた答えは、自分の中での確固たるものになります。
そして、それも自分の中の軸・指針になっていく。

みんながみんな、そうやって”両極端に振り切る”ということができるわけでもないし、そのやり方が合わない人ももちろんいると思います。
でも、ずっと迷っているものがあるとか、やってみたいことがあるのなら、今思い切ってやってみるのもいいかもしれませんね。