楽器を吹くプレーヤーってプロになるのに資格はありません。
“私はプロです”と言えば、誰でもいつでもプロになれます。
なんて話を音楽教室で講師をやっていたときに、音大に行きたいという生徒に言っていました。
なので、肩書きなんてあってないようなものです。
アマチュアとプロの明確な境界線・違いがありません。
強いて言えば、○○交響楽団というようなプロのオーケストラに属していれば、”プロ”という肩書きのようなものになるかもしれません。
プロだと”仕事のオファー”がないと、なかなか場数を踏める機会がありません。
場数というのは、本番のステージに出た数ということです。
それに対して、アマチュアは自分で出演費を出してでも本番のステージに出たりします。
なので、”場数”を踏んでいるアマチュアのほうが、実は上手だったり、実体験からの知識・経験が豊富だったりします。
何を言いたいのか、というと。
体験することが大事
実践した分だけが、身になっていく
ということ。
これは、音楽に限らず何でも同じです。
例えば、心の専門家がいたとします。
医学的なことや、脳科学、心理学、幅広い知識を持っています。
なので、色々と理論的に説明することはできると思います。
でも、
その人自身は、実体験を伴っているのか
ということです。
人の心はこうで、ああで…
と色々説明をすることはできると思います。
でも、その人自身が本当に自分の心に向き合ってきたのか、そういう体験をしてきたのか、
というと、そうとは限らないということです。
それよりも、実は自分の人生でそういう境遇にあった人、そういう体験をしてきた人、
そういう人のほうが専門家よりも、よっぽどリアルなことを知っています。
知識だけであれば、ネットでも本でも読めば大体のことは知ることができます。
そう考えると、
実体験が伴っている人の言葉・情報
というのは、非常に信頼性が高いということでもあり、
情報の背景
情報を発している”人”を知る・見る、感じとる
ことが大事になってきます。
これが、3次元で物事を捉えていくということ。
目に見えている単なる”情報、もの”だけでなく、その背景・裏にあるものを汲み取っていく。
そうすることで、見えてくるもの、掴めてくるものがあります。
そして、その体験こそが”その人を作り上げていく”ということにもなります。
そう考えると”本”というのは、信頼性は高いです。
特に筆者本人の実体験から書かれているようなもの。
それは、その人自身が体験したこと、そのものですから。
ちなみに、私が過去に読んだ本は本棚にまとめています。
情報過多の中、情報を精査していくことは大事です。
自分なりの”感覚”を身につけていただければと思います。
今日も心地よい一日を。
ありがとうございました。