自分の心を納得させる、腑に落とすことが大事

“こうしたほうがいい” “ああしたほうがいい”
と、例えば本を読んで知識を詰め込んだとする。
もしくは、講座なんかを受けて、その専門家と言われる人に言われたとする。

書いてあること、言っていることは、頭では納得できている。
理屈的には筋道が通っていることであればあるほど、頭では理解できる。

でも、じゃあいざそれを”やってみよう”と思ったとき、
“なんか、気乗りしないんだよね…”
“やったほうがいいのはわかってるけど、やりたくない”

となることって結構あると思うのです。
そして、心は”やりたくない”と思っているので続かない。

これって、頭デッカチの状態で、心は”なんでソレをやるのか、わからんよ〜”と言っている状態。
思考では理解できているけれど、心では理解できていない。

なんで、それが必要なのかわからないんだけど

と心は言っているのです。

なので、やる気にならない。
だって、心はやりたくないんだから。

じゃ、どうすればいいのか?
となるのですが、大きく2パターンあると思います。

  1. 本当はやる必要がないことだから、やらない
  2. 心に”やる必要をある”と納得させる

1はよくありがちですが、自分で勝手に”やらなければ”と思い込んでいること。
例えば、自分がやりたいことがあったとします。
それに対して、それをやるためには勉強しないといけない、資格を取らないといけない…とか、自分で勝手にハードルあげている状態。
実はこの状態、”自分がやりたい”と思っていることに対して、”やらない理由をつけている”状態でもあったりする(笑)というのわかりますかね?
資格ないからできない…とか”やらない理由”を自分でうまいこと見つけ出してしまうのです。

そして、2が大事なのかなと思うのですが、自分で自分の心を納得させる。
どうやるのかは、ケースバイケースなところもあると思うのですが…

必要と思うところから始める

どうやるか、やり方も自分の”心地いい”やり方でいい
の記事に共通するところもあるのですが、

“やったほうがいい” “やりなさい”と言われたことに必要性を感じないのであれば、
自分が”これはやったほうがいいな” “やりたいな”と納得してできるところからやる。

そうやって、自分の好きなようにやっているうちに
“あぁ、だからアレが必要なのか!”
“だから、コレをやれって言っていたのか!”
とやる必要性が腑に落とせたりするのです。

そうすれば、”心も納得している状態”なので、自然とやれるようになる。
そして、コツコツ続けていくこともできる。

そして、この”腑に落とす”ということってとても大事だと思っています。
腑に落とすって、”知識の詰め込み”だけではできない。
その背景には、必ず”体験”がある。

実際に体験した人の話と、知識だけの人の話って、明らかに体験した人の話のほうがリアリティがあって説得力もある。
その違いと同じ。

楽器を吹くプレーヤーもまさにそうだなぁなんて、最近たまたま感じたのですが、
その話は長くなりそうなので、またの機会に。