何をするかではなく、何を体験したいのか

自分は何をしたいのか…

それが何だかよくわからなくて、なんかいまいち方向性が見えなくて…
モヤモヤモヤモヤ〜
あれこれやってみるものの、何だかどれもピンとこない…

みたいになっている方も多いのではないかなぁと思ったので、
最近わかり始めたことをちょっと書いてみます。

何を隠そう、私もあれこれと本当に手当たり次第やってみた人です。

で、”これかも”と思ったものを色々やってみたりするものの、
どれも結局”何か違う…”となり、今にいたっています(笑)

人って”何かをしよう”と思ったとき、
大体具体的な”行動”とか”すること(do)”を考えると思うのです。

でも、本当に望んでいることって、もっとその奥にあって、
目に見える具体的な行動ややることは、あくまで”ツール”であると思うのです。

では、その”奥にあること”って何なのか?
それが

何を体験したいのか

ではないかと思うのです。

例えば、”カウンセラーになりたい”という人がいるとします。
その場合、カウンセラーになって、お客さんにカウンセリングをします。
そこで得られる体験って何なのか?

おそらく、”お客さんに喜んでもらえた”とか”お客さんの気持ちを軽くしてあげられた、お客さんが変化できた”とか…
目の前に起きる出来事としては、そういったことだと思うのです。

じゃ、その出来事によって自分が受け取るものってどんなことか?
きっと”自分も嬉しい”とか”他人と気持ちを共有できた”とかそういった、目には見えない部分なのではないかと思うのです。

その自分が最終的に受け取る”目に見えない部分”を体験したいがために、
“カウンセラー”というツールを使うということ。

“do”にあたる部分は”ツール”なので、”何をするか”というツールから選んでしまうと”やってみたら違った”となるのかもしれない。

なので、もっとその奥にあるもの。
その”do”、”行動”を行うことによって得られる自分の体験を見てみる。
そうすると、実は”ツール”は全く違うものでもいいかもしれない。
そこで、”やったことがないものをやる必要がある”とわかったら、初めてそれにトライしてもいい。

自分が”心地よい”と思う状態や行動で得ているものは、”どんな感情や感覚”なのか?

ここに視点をあててみると、自分が本当に求めているものに少し近づける気がします。