自分に必要なものか否か

食べ物にしろ、化粧品にしろ、何でも”これがいいよ”なんて言われたり、
そこそこいいお値段のものだったりすると、
”何だかいいモノのような気がする”
っていうことありませんか?

それマジックなのでお気をつけください(笑)
私もマジックにすぐかかるので、ついつい”なんかいい気がする~”ってなってしまうのですよね。
本当に自分が”いい”と思っているのかどうかは、意外とわからないものです。

”陰陽”という話をよく私は書きますが、これはモノでも当てはまります。
この概念を常に頭に置いておくと、自分の視野が広がるし、ニュートラルな視点を持ちやすいです。

スピ系の世界なんかでは、”陰陽統合”なんて言われたりもしていますが、
簡単に言うと”ネガティブ”な部分と”ポジティブ”な部分、両方を認識しようね。
両方あって当然、そして、どちらが”いい・悪い”ではないよ。
という話です。

今までの社会通念は、”ポジティブ=いい” ”ネガティブ=悪い”とされてきました。
なので、悪いほうは”ない”ものとしようとしてきました。
ネガティブ思考はダメ、ポジティブでなければいけないとか…

そんなことないのですよ。
ネガでもいいんです。
ネガがあるからポジもある。ポジだけなんてありえない。
沈むから、落ち込むから浮いてこれる。

モノも同じで、必ず”メリット・デメリット”があります。
化粧品なんかわかりやすいですよね。
効果がすごくある、使用感がいい、オーガニックなどのメリットがある…けど、値段が高い!
これ、しょうがないのです。
成分だったり、人の労力だったり、何かしらにコストがかかっているので。

費用だけでなく、ある特定の効果があるけれど、それに伴うデメリットもあることもある。
高い化粧品って効果があるけど、それなりに添加物が多かったりします。
薬なんかはわかりやすいですよね。副作用って必ずあります。それと同じ。
私知らなかったのですが、漢方も副作用があるんですよね。薬ほどではないけれど、やはりデメリットがゼロではない。

食べ物も同じ。
オーガニックや無添加がいいと言われますが、まだまだオーガニック、無農薬、無添加のものって高かったりしますよね。
でも、添加物は多少使っていても、手軽に食べられる、時短になるなどのメリットもあるのです。だから、両方をほのほどに上手に使う。

中には商品自体は、そんな良いものではないのに、ブランド名だけで高いというものだったりというものもあります。
これもある意味、”そのブランドを使う”という”体験”に対価を払うという感じです。

私も大好きなスタバなんかもそうですよね。
コーヒー1杯400円くらいって高いですよね(笑)セブンならラテ150円なのに!
でも、スタバの落ち着く空間(最近は、何だかめっきり落ち着かなくなってきましたが…)・おしゃれ感といった体験、自分好みにできるカスタマイズなど…そういったところにコストもかかっているし、対価を払っている。

なので、自分が本当に必要か否かは”自分軸・価値観”がないと判断できない。
そのモノには、どこまでお金をかけたいのか、効果をどこまで必要としているのか、香りや使用感は本当に必要なのか…とかとか。

ということ。
その商品のどこがいいのか、何に惹かれるのか、そこが明確にできると、本当に必要なのか否かが判断しやすくなると思います。
それが理解できてくると、もっと安価なものや代替できるものがあったり…と選択肢を広げられます。

そして、ムダ遣いも減ります(笑)
自分に必要か否かがわかっているので、”いいよ”と勧められても、”イヤ、私いらんがな”と即決できる。
これは、”お得だから買う”という心理にも当てはまります。
お得でも必要ないものとわかっていれば、買わない。

私、スーパーに行くと”見切り品の野菜・果物”とかついつい買いたくなってしまうのですよね(笑)
まだまだ食べられるのに、捨てられてしまうのもったいない~救出したい~!
という”もったいない感”も相まって、食べきれないのに買ってしまったり(笑)
で、一生懸命消費する→太る という悪循環にたまになります…。

普段、自分が愛用しているものを”何で好きなのか”フォーカスしてみると、意外なことが見えてくるかもしれません。
結構、理由には複数のことが組み合わさっていたりもします。
私の場合、化粧品だと”手に入りやすい”というのも重要度高いことが多いです。

最近、乾燥がすごくなってきたので、乾燥対策に使用しているスキンケア用品などもまた書こうかなと思っています。