大丈夫、行くぞ

もう、次へ行け
という、肚からジワジワこみあげてきているエネルギーがある。

とともに、「もう大丈夫」という感覚が自分の中に日に日に定着しつつある。

ちょうど3年くらい前、顔面神経麻痺を発症した。
そのときに、「どれだけ、私は自分のカラダの声を無視していたのだろう」と痛感した。

メンタルが強い分、カラダに多少負担があっても気力で何とでもできた。
そこが突然、崩れた。

そこから、カラダの声をとにかく聴いてあげよう、と意識が向くようになった。

と同時に、どこか「私は体力がない、人と同じようにできない…」というような、気持ちが染みついてしまった。

でも、今はそれすらが窮屈になってきた。
それすらも、自分で創り出した檻であり呪縛だ。

自分の世界を自分で創造しているのであれば、「自分が大丈夫」と思えれば、大丈夫な世界に必ずなる。
私はそうできると自分を信じる。

同じように過去に縛られ、「私にはできない」と思い込んでいることがある人は多いはず。
それすらも、自分で創り出している幻想であると気がついてほしい。

決して無理をしろという話ではない。
無理ではなく、その根本に「自分はそうしたい」という気持ちがあるかどうかが大事。
今は休む時間が必要な人、動くタイミングな人、それぞれの流れもある。
それは、自分にしかわからない。
自分の感覚と心が大きな羅針盤だと思う。

結果的に私は3年かかった。
体調としては、奇跡的な回復でリハビリもせず、後遺症もなく、発症から2ヶ月後にはフルで仕事に復帰できた。
表向きの体調は治った。でも、根本的なところがきっと解決できていなかったのだ。
そこに気がつき、自分の意識・思考の歪みを取るのに3年かかったのだと思う。

でも、決してこの3年はムダではなかった。
毎日毎日、自分と向き合い「これでいいのだろうか…」と思うことばかりだった。
でも、それが私にはとてつもなく貴重な時間になった。
こうならなければ出会えなかった人もたくさんいる。

3年前からは大きく変わった。
やること、表向きには大して変わっていなくても、自分の内面は大きく変化した。
それが自分にとっては、とても大きな成果だ。

常に自分に意識を置く。
そうすれば、大きくブレることはない。
この感覚さえ持っていれば、きっと現実はいかようにでもできる。