ピンチは、自分が変わる最大のチャンス

私がなぜこんなに自分を知りたいと思い、自分を向き合い始めたのか。
最初から自分の内面を深掘りしていたタイプではないのです。
やはりきっかけがありました。

少し重い話なので、書くのはどうかな…といつも思うのですが、
そういう重たい部分こそ、その人に大きく影響を与えた部分であり、大きく成長・変化させてくれたことです。

なので、もし何か嫌だな…と思うときは読まないでくださいね。

私のきっかけは離婚でした。
離婚は、思いもしないタイミングで突然きました。

離婚の理由は、DVです。
と言っても、軽いほうだったので、普段の生活はいたって平和でした。
何か相手にとって引き金となることがあったりすると、そういったことが起こることがあった程度です。

なので、離婚することすらも考えていなかったというか、
どうすれば相手が変わるだろう…
という視点でいた気がします。

「相手を変えようとしていた」
今考えると、そもそもこの考えがより状態を悪化させていたのかもしれません。

でも、そんなこと当時はわかるわけもなく、何でそうなってしまうのか全く理解できずにいました。
相手のためと思い、相手の要望を聞いて相手に合わせていくと、どんどん私は押さえ込まれていきました。
なので、自分の中で抑えていた感情が色々あった気がします。
自分の本音を見て見ぬふりしたり、そんなことを思ってはいけないとか…

知らないうちに「自分」というものが、どこかへ行ってしまっていたのかもしれません。
でも、そんな状態になっていると本人は気がつかないのですよね。

そこに突然起きた「離婚」という出来事で、「私はどうしたいのか」をとても問われました。
本当にそのまま自分を抑えて、「相手のために」という仮面をつけて、生き続けたいのか、それとも「相手や周りがどう思おうとも、自分の本音を貫きたいのか」

その結果、「このまま一緒にいることは、相手のためにもならない」と私は思い、「自分の気持ちを大事にする」という選択をしました。

相手も私に依存しているのがわかっていたのですよね。
なので、それは相手のためにもならない。
DVでよくありがちな「共依存」です。

ただ、この選択をするには周りの人の意見を色々聞きました。
自分が冷静に客観的に判断できないかもしれない…と思ったからです。
自信がないときは、周りに頼る。力を借りる。
相談にのってくれた友人や第三者の方々には、本当に感謝しています。

一見、「こんなはずじゃ…」というものすごいピンチの状態に見えたとしても、
そこには必ず「あなたが気がつかないといけないことがある」ということなんだと思います。

そこに気がついて、勇気を持って一歩踏み出せれば、必ず好転していきます。
勇気を持って決断した人に対して、見捨てるようなことを神様はしません(笑)

なので、ピンチはチャンス。本当にそうなんです。
もし、何か今決断に迫られている、迷っているという人がいたら、自分の気持ちに素直になる選択をしてみてください。
必ず、いい方向へ進みます。