漠然とした不安は、気持ちを増幅させる

昨日、何だかよくわからない「不安感」をいつの間にか抱いていることに気がついて、久々に紙に書き出してみました。
私は、結構楽観的なほうなので、そもそもそんなに不安を抱くことがありません。
なので、珍しいなと思ったのですが、いい機会なのでそんなときの対処法を。

不安感は、不安に思う原因をしっかり突き止めてあげると、意外と大したことではなかったり、妄想だということがわかり、スッと消えていくことが多いです。
漠然としている状態が一番不安感を増幅させます。

自分の頭の中にあること、感情を出てくるがまま、書き出していく。
そして、前回書いた自分の感情を掘り下げる方法で「なぜ?」と掘り下げていく。

何に対して不安感を抱いているのか、
どうしてそう思ってしまうのか、
本当にそうなのか、ただの思い込みではないのか?

例えば、収入が減ってしまって不安だとします。
収入が減って不安→減るとどうして困るの?→生活ができない
→生活するのに最低いくら必要なの?ちゃんと確認した?→ちゃんと計算していない
→じゃ、まず計算してみて、目に見える数字を出そうよ
→計算してみたら、何とか大丈夫そうだ→じゃ、少し気持ち的に余裕ができるように、節約できるところはやってみてもいいかもね

こんな感じです。
ひたすら、出てきた気持ちに対して、問いかけていく。
この場合、具体的な数値として見える化してあげたことで、不安は解消されるし、具体的に何をどのくらいすればいいのかがわかります。

それだけで、人って不安がなくなるのです。
何をすればいいのか、今どういう状況なのかが「わからない」ことに対して不安を抱く。

不安な気持ちこそ、掘り下げてみてください。
ネガティブな感情って、向き合うのに少し勇気がいります。
掘り下げて、もっとネガティブな要素が出てきたら恐いからです。

でも、大体は思考が勝手に創りだしている妄想だったり、過去の経験から出てきているものが多いです。

上記の例の場合も、実際に「今」お金がなくて困っているわけではないのです。
未来の心配をし、勝手に不安になっている。
まだ現実になっていないことに対して、いくら不安がっても何も変わりません。

そこに気がつけると、自分でその不安感に飲み込まれずにいることができます。

そうすると、大体不安に思った現実は創られない。
何とかなるのです。

人って、動くことで不安を解消しようとします。
動いていることで、「何かしている」と思うので一時的には安心します。
でも、根本的な解決にはなりません。

動いて解消されるものもあります。
でも、必ずしもそれが必要とは限らない。
ケースバイケースです。

なので、まず掘り下げる。
まず根本に何があるのかを見てみる。
そこから何をするか、動くかを判断してみると、無駄な動きもなくなります。
少し勇気がいるかもしれませんが、ネガティブな感情こそ掘り下げてみてください。