自分が見ている世界は、ほんの一部

昨日は、ある団体の事務作業のお手伝いをしてきました。
音楽関係の団体なのですが、大学時代の繋がりで、お手伝いをさせていただいています。

私は、音楽大学を出てしばらくは、音楽教室で教えたり、教室運営の手伝いをしていました。
今のITの仕事とは全く違う業界・世界です。

昨日は、久しぶりに音楽の世界・空気感を感じました。
そこで気がついたことがあります。

普段、自分がいる世界とは全く異なった世界・空気感で生きている人達がいる

ということ。
音楽の世界は、ある意味懐かしい感じですが、すっかり忘れていた世界。
話すことも全く違う、価値観も違う。
そこでは、私が普段仕事でやっているようなことは、何の意味もなさないし、言葉も通じない。極端なことを言うと「宇宙人」です(笑)
向こうから見てもきっと私は「宇宙人」なのだと思うのですが…

これに気がついたら、いかに自分が偏った価値観に囚われているか。
ということも見えてきました。

会社に属して毎日のように働いていると、当たり前ですが、その世界観が普通になってしまいます。
そして、その世界の価値観、考え方の中で生きようとする。
仕事ができなければいけない、ルールに従わなければいけない、上を目指さなくてはいけない…

でも、少し離れてみると全く違った価値観や考えの世界もある。

どれがいい・悪いではなく、自分はどの世界が好きか、どの世界にいたいか?
なのだと思います。

自分のいたい世界をもっと自由に選ぶことができるし、自分のいる世界は、自分の内面・意識で作ることができる。

いる世界を変えるというのは、少し勇気がいります。
自分が今まで大事にしてきた価値観を捨てるようなものです。
どこか今まで頑張ってきたことが意味をなさなくなってしまうようで、悲しいような不安なような感じもあります。

でも、自分が存在すら知らない、想像すらできない世界が他にもおそらくたくさん存在するということ。
自分が、「こんな世界あるわけない」と思っていた世界もあるかもしれない。
だとしたら、その世界を知らずにいるのはもったいないですよね。

もし、今自分がいる世界が何か違う…と感じているのであれば、そこで頑張るのもいいけれど、他の世界を覗いてみてもいいかもしれません。
その先には、自分と同じ感覚・想いを共有できる仲間のような人達がいるかもしれませんね。