丁寧であること

「丁寧だよね」
と先日に友人に言われて、「あっ」と思った。

このフレーズ、私のことをよく知る人からは言われます。

そうなんです。本当に。
逆に言うと「丁寧にしかできない」という感じです。

いちいち、モノゴトを深く見ようとするのですね。
ストレングスファインダー「内省」が第1位なので、まさにという感じです。

なので、一人でいても飽きずにいられるという「いい点」もあるのですが、スピードが速かったり、刺激の多い社会のやり方には合わない。

社会に合わせようとすると、本来「丁寧にやりたい」自分を無視しなければならないということになります。

もうだいぶ訓練されてきたので、スピードが速いことに対してのモノゴトの対応は、難なくできます。
むしろ、表面だけを捉えてやっていくことは、何の苦労もないので、処理スピードだけはやたら速い!という感じです。

ただ、この「丁寧」ということは、自分に対してはぜひやってみてほしいなと思います。

「自分と丁寧に対話する」これが自分を知る一番のベースだと思うのです。

対話しなければ、自分を知れない。
他人のことを知るときも、色々聞きますよね。自分もそれと同じです。

自分に「どうしたいの?」「何食べたいの?」といちいち聞く。

普段、無意識にやっているように感じますが、やっているようでやっていない。
何となく「いつもこうだから~」という流れでスルーしているんですよね。

人間の脳って、行動をある程度ルーティン化しようとする働きがあります。
そのほうが、ラクだから。
毎日毎瞬、頭で考えていたら追いつかないのです。

なので、そのルーティンに歯止めをかける。
「自分に聞く」ということで、ルーティンを止めるのです。
止めて、再度自分に確認し直す。

そうすると、意外と「あれ?なんか違うかも」という気づきがあるのです。

とても地味ですが、これをやっていくとね、だんだん面白くなる。
そうなったら、もうほっておいてもやります。
「楽しい!」と思ったことは、勝手にやるようになります。

これをやっていくと、「自分はこうだ」と思っていたものがドンドン覆される。
「好きだ」と思っていたものが、実はそうでもなかったり、「嫌い」と思っていたものが、好きになったり。

自分のことは知っているようで、実は知らない。
他人のほうがずっとよく知っていたりします。
なので、他人から言われることは自分への大きなヒント。
そこに耳を傾けてみるのもとても大事だと思います。