ワタシにもどる私、似合わない色をあえて選ぶ

もとの自分に戻りたい

その気持ちが日に日に増し、髪も黒くもどしました。
戻るようで進んでいる。不思議な感覚。

もともと私は”地味”が好きです。
髪も黒がよくて、服もグレーや黒・白、シンプルなベーシックなものが好きです。

なぜ髪を明るくし、カラフルな色を着ていた頃があったのか。
でも、それすらも必要な過程であったなと思う。

きっかけは、パーソナルカラーをやったことでした。
イエローベースのスプリングタイプになる私は、黒やグレーは似合わないとされる色。
とにかく派手な色やベージュ・イエロー系が似合うとされるタイプ。

そこで、思い切って髪を明るくしたら”別人”のようになった自分がいたのです。
そんな見たことない未知の自分。
その変化を体験すると、服も変えてみよう、化粧もかえてみよう…とどんどん変化します。
おかげで、一気に垢抜けました。

そう、それはそれでとてもいいことなのです。
自分の新たな一面を知れる。
そして、”私も化粧したり、女性らしい明るく華やかな服を着てもいいんだ”と思えるようになる。
もちろん、もともと着てもいいに決まっているのですが、自分で自分にOKが出せていないのです。
そのOKを出してあげられる大きなきっかけになりました。
それによって、自己肯定感、特に女性であることに対しての肯定感がグンと上がりました。
たかが外見ですが、外見からの心理的アプローチの効果は大きいです。

もうそれを何年も続けてきた今になって、

そういえば、これ私好きじゃないな…

と思い出す。
確かに、似合うものを身につけると華やかさが出るので、気分は上がります。
でも、そもそも気分をそんなにあげておく必要もない。
ずっと気分あげてたら疲れます。

そう、地味でも別にいい。

自分に”合う色”はあるのかもしれないけれど、それをチョイスしないといけないワケではない。
合わない色をあえてチョイスすること。
それそのものが個性でもある。

似合わなくても、自分が着たいもん着ていいんだからさ

ということです。
自分の好きは、自分の個性でもある。

ただ、”似合う色を知っておくこと”はとても意味があることだとも思います。
それを知ったうえで、”あえて違う色”をチョイスするというのと、知らないで色をチョイスするのでは雲泥の差。

何か自分を変えたいというときは、身につけるものを変えてみる。
それだけでも大きく変わります。
そして、自分だけでなく周りへの印象もグンと変わる。
その効果もとても大きい。

色は人へ心理的作用も与えます。
とても実は深い世界です。
長くなるので、色についてはまた別の機会に。