事実と妄想、自分を深掘りするヒント

自分で感情の深掘りをしていて、何だかうまくいかない…とメッセージいただきました。
他にも同じようなことで止まってしまっている方がいそうなので、気がついたポイントを書いてみますね。

深掘りの仕方に、決まったやり方もないのですが、”書き出す”、”アウトプットする”というのはおすすめのやり方です。
頭で整理できているつもりでも、意外と整理できていない。
なので、”見える化”するのはとてもいいのです。

細かいルールは設けず、ただ深掘りしたい感情を出てくるがままに書いてみる。
そして、書いた感情に対して1つずつ

なぜ?
どうしてそう思うの?

となぜなぜ?と掘っていく。
ひたすら自分の問いかけていきます。

そうすると、最終的に

根本にある自分の思い込みや概念

みたいなものにブチあたる。
それが、自分の持つ固定概念であったり、スピリチュアルでよく言われる”ブロック”
それに気がつけたら深掘り成功。
その概念を覆す、手放すだけです。

これが、いつまでたっても無限ループのようになってしまい、根っこにあるものにブチ当たらない…
という場合は、書き出した内容をみて

事実なのか妄想なのか

を区別してみる。

感情って一言で言っても色々あります。
なかなか区別が難しいのですよね。
少しわかりやすいように、具体的な例を挙げてみます。

他人に○○と言われて、イヤだと感じた → 自分の感情、事実

なぜイヤだと感じたの? → 自分への問い

相手が自分のことを見下していると思ったから → 自分の感情、妄想

何となくわかりますかね。

相手がこう思っていると思うから…
というものは、

あくまで自分の妄想、思い込み
事実ではない

のです。

相手の気持ちは、本当に相手に確認したのではない限り、

すべてが自分の妄想

だと思ってください。

繊細な人ほど、他人の気持ちを察します。
なので、自分の感情と他人の感情の区別がつかなくなりがちです。
でも、その受け取っている感情が”正解”とは限らない。

自分の感覚を疑う

少し矛盾しているようにも思えますが、
自分が感じ取っていると思っている”他人の気持ち”は正解かもしれないけれど、不正解かもしれない。
両方の可能性があるのです。
この両方の可能性を見れるようになっていくことで、

自分を客観視する、俯瞰する

ということにも繋がります。

他人の本音、気持ちを理解するのは難しい。
察することはできても、理解はとうていできないと思っています。
本人にしかわかりません。
だから、勝手に相手の感情・気持ちを決めつけないことも大事なのです。

そして、自分の感じているものを客観視することで、今まで見えてなかった視点が見えてきます。
それによって、新しい選択肢ができる→選択が変わる→自分が変化する。
という流れができるのです。

なので、最初はとても小さな気づきかもしれません。
でも、それが大きな変化へと必ず繋がります。
そして、どんなことでも”自分”の気づきが変化をもたらします。
他人のせいにしているうちは、いつまでも変わりません。

小さな気づきをコツコツ続けられる人。
そんな人がどんどん変化し、自分を生きられるようになると思います。