私は、”男だ”と言われたことがあるくらい、
一時は本当に能動的な部分を前面に出していたときがあります。
男性と同じように働くことを良しとし、同じようになりたいと思っていました。
その時は、そうしたかったし、それによって色々経験もできた。
それが、この数年をかけて逆転してきていることに、フト気がつきました。
その根底にあるのは、”頑張るのをやめる”ということが大きい感じがしています。
頑張ることをやめ、出来るだけ素の自分ができることをやる。
素の自分が心地よいと思えることを優先していく。
そうすることで、必然と”女性性”的な側面が前面に出てきた気がします。
でも、本当はこうなりたかった。
ずっと前から。
自分の中の役割として、”男性性”のために”女性性”が頑張るのではなく、
”女性性の望むもの”のために”男性性が頑張る”という役割分担。
男性社会の中で評価されるために頑張るのではなく、
自分の内なる世界のために頑張る
頑張るというと、何だか少しニュアンスが違う感じがするのですが…
いい言葉が見つからない。
頑張るけど、頑張らないんですよ(笑)
頑張るというより、”守る”のほうが近い感じがします。
自分の中の女性性を男性性が守る。
そんな感じ。
あぁ、これでいいんだ
ってなんか、とても腑に落ちたような感じがします。
言葉で書くと難しいことのように聞こえるけど、
とてもシンプルに”自分の心地よさ”を大事にする、最優先にするという感じなのだと思います。
誰でもすぐにできること。
でも、今まで刷り込まれた概念、思い込みがあるから、素直にそれに従えないのです。
”でも…”、”やっぱり…”と思考が反論してくる。
その思考を跳ねのける勇気と強さは少しだけ必要かもしれません。
でも、もし外の世界に合わせて苦しむよりも、
自分の心地よい世界を大事にしたいのなら、意志をしっかり持つ。
それだけでも、大きく変わると思うのです。