他人は役回りを演じている、大事な脇役

心理学で”投影”というものがあります。
他人が自分の写鏡だという考え方です。

自分の人生に登場してくる他人は、”ワタシの人生”という舞台で与えられた役回りを演じてくれる脇役です。
人は、生まれてくる前に人生のストーリーを自分で決めてきているという話を先日書きました。
その中で、脇役も実は決めてきている。ということ。
脇役の人と、”今回はこの役やってね”と相談してきているとか。
何だか面白いですよね。

例え1度きりしか会わない人であっても、その役回りを演じてくれている人。
そのタイミングで会う約束をしていた。
なので、その人と会うことで自分が抱く感情であったり、交わす会話であったり、何らかの経験をさせるために、登場してきています。

心理学的には、その他人が自分に対して見せるものは、”自分そのもの”であるという考え方。
自分が気がつけていない自分であったり、自分が受け入れられていない自分であったり。
そして、それを見せる他人に対して、自分は嫌悪感を抱いたり、傷つけられたと感じます。
でも、その自分が抱く感情によって、自分がその他人を強く認識することができるのです。

特に身近な人や深い付き合いのある人は、自分が大きな影響を受ける人達。
とても重要な役です。
家族も決して偶然ではなく、選んできています。
自分が生まれてから、人格形成にも大きく関わり、人生を通して共に関係性を築いていく人達。
その好き嫌いは関係なく、やはりそこに何かしらお互いにとって得るものがあるのだと思います。

自分が出会う人々は、お互いの学びや気づきを得るために与えられた“ご縁”であるということ。

そう考えると、相手を見る視点も変わります。
嫌いと思う人でも、”ワタシにとっての嫌い”を知るための人であったり、その”嫌い”から見える”自分”というものを知るためかもしれない。
“その人から自分が何を得られるか”そう考えていただけるといいかもしれません。

他人へ与えるのではなく、他人から”受け取る”

受け取り下手だと思う方は、特にまず受け取ってください。
この世の中で、受け取り担当の人達というのもいますから。

ちなみに、占星学でいうところの”陰”の星座の方達。
陰=女性性を意味するので、受容ですね。
その方々は、自分が受け取っているものを大事にするといいと思います。
長くなりそうなので、この話はまたの機会に。

今日も心地よい一日を。
ありがとうございました。